
今回のエピソードでは、日本のバレエ界に「外部の視点」がもたらす変化について語りました。
芸術とビジネスのはざまで揺れるバレエ界に、新たな道筋が見え始めています。
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📋要約
📌外部の視点が、日本のバレエ界に風を起こす
今回取り上げたのは、YouTubeで発信を続けるヤマカイさんのお兄様(ヤマダイ社長)と、谷桃子バレエ団を2年間密着して記録した映像ディレクター渡邊さんの存在です。彼らはもともとバレエとは無縁の「外部」の人たち。それでも、いや、だからこそ、日本のバレエ界に必要な新しい風を吹き込んでいるのだと感じました。
📌「バレエか、YouTubeか」にヤマカイさんが選んだのは
ヤマカイさんが「バレエとYouTube、どちらかを選ぶなら?」という質問に「YouTube」と答えたことが印象的でした。これは、芸術表現を支えるには“観てもらう場”が必要だという現実をよく理解しているから。彼はアメリカでの経験を経て、今は日本を拠点にしながら、舞台芸術とデジタル発信を両立させようとしています。
📌「発表会」と「プロの舞台」の違いを意識すること
バレエの舞台には、出演者が主体となる「発表会」と、観客の満足を目的とした「プロの舞台」があります。この違いをきちんと認識し、プロの舞台であるならば、観客を喜ばせ、利益を出すことを目指さなければなりません。「バレエはマネタイズが難しい」とされる中で、その現実を直視して“事業”として成り立たせる覚悟が必要だと改めて感じました。
📌外部の人が「沼」にハマるとき
印象的だったのは、YouTubeやInstagramをきっかけに、これまでバレエに縁のなかった人々が、次々とその魅力にハマっていく様子です。中には、50歳からパリコレを目指す男性が、娘の影響でバレエに触れ、舞台に立ったというエピソードもありました。そんなふうに、バレエの世界は外からもどんどん広がってきているのです。
📌バレエ男子、そして地上波ドラマの登場
草刈民代さんが監修する新ドラマ「バレエ男子」の放送も話題に。こうした地上波の動きは、数字を見込めるほどにバレエが世間に受け入れられてきている証です。踊らなくても、動画やSNSで“観るバレエ”を楽しむ人が増えていることも、時代の変化を示しています。
📌「受け皿」となる意識を、私たちの側にも
外からの風を受け入れるには、私たちの側にその「受け皿」が必要です。渡邊さんやヤマダイ社長のような人たちが関わることで、業界に新しい視点が加わり、バレエの裾野が確実に広がっていく。変化の時代にあって、閉じた世界にとどまるのではなく、自ら扉を開いていく姿勢が大切なのだと実感しました。
詳しくは、ポッドキャストでお聞きください🙋🏼♀️
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