
今回のエピソードでは、「伝えたつもりが伝わっていない…?」というテーマで、大人バレエにおける言葉選びの大切さについてお話ししました。
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📋要約
バレエを子どもの頃から続けてきた人にとっては当たり前の言葉でも、大人になってからバレエを始めた方にとっては、まるで別の言語のように感じられることがあります。
例えば、「軸を意識して」と言われても、その「軸」が何なのか、どう意識するのか、初めての方にはわかりづらいものです。
このようなギャップは、世代間や業界間でも起きています。
番組中では「お茶を買ってきて」と頼んだ上司と、それをペットボトルで買ってきたZ世代の部下とのやり取りの例もご紹介しました。
言葉は同じでも、背景や常識が違えば全く異なる意味に受け取られるということ、これはバレエの現場でも同じです。
レッスンでは、「引き上げて」や「プリエ」など、よく使われる言葉の代わりに、「頭のてっぺんを天井に近づけるように立ってみて」や「膝を曲げながらかかとは床につけて」といった、具体的なイメージを共有できる言葉を使う工夫が求められます。
また、略語や業界用語は便利な反面、理解を妨げる壁にもなり得ます。
SNSや動画配信などでバレエの世界に触れる方が増える中、私たち発信側が「伝わる言葉」を意識することの重要性を改めて感じました。
そして最後に、相手の立場に降りていく姿勢——それは「隣の家にお邪魔するような気持ち」とも言えるかもしれません。
バレエの世界に惹かれて一歩を踏み出した方々に、わかりやすく、優しく、そして誠実に伝えていくこと。それが、私たちの大切な役割だと改めて気づかされた回でした。
詳しくは、ポッドキャストでお聞きください🙋🏼♀️
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